【行政の栄養士になるには】自治体・公務員の合格は難しい?勉強・面接対策まとめ

まつ子
こんにちは! 管理栄養士のまつ子です。
プロフィールはこちら
管理栄養士の資格を活かして、自治体で働きたい!
でも、
求人はいつでるかわからないし、
募集人数も少ないし、
試験・面接対策も大変そう…
と、わからないこともありますよね。
私も公務員栄養士を目指していた時は、いろいろ手探りで大変なこともありました。
初めのうちは、筆記試験で落ちることもよくありました。
色々遠回りをしましたが、コツが掴めてくると、自治体に受かることができたのです。
そこでこの記事では、
公務員栄養士に受かり、働いていた経験がある筆者が、
公務員栄養士になるための方法について解説します。
役所・保健センター・学校等で働きたい方へ、
元公務員・管理栄養士が「公務員になるにはどうしたらいいのか」
お伝えさせていただきます!

✔区市町村の栄養士、都道府県の栄養士の違いとは?

✔求人サイト紹介!
✔公務員試験・面接のポイントは?
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行政栄養士にも色々な職場があります

区市町村か、都道府県か?

区市町村の栄養士の特徴

勤務地
自治体によって仕事の内容が変わってきますが、
基本的には、
その自治体の管理栄養士が在中している部署(高齢者・成人部門の課)
保健センター、
公立の小中学校、
保育所などがあります。
求人の出るタイミング
毎年採用があるわけではないので
情報を常にチェックです!
よくあるのは、夏から徐々に求人が出て、秋、冬に多い傾向です。
その時は募集人数が複数人の場合が多いです。
もちろんな欠員がでれば、時期問わず求人は出ます。
なので、漏れなくチェックは習慣付けるのがいいです。
急な欠員の場合は、補充になるので、採用人数は1〜2人といったケースが多いです。

都道府県の栄養士の特徴

勤務地

都道府県によって様々ですが、
例えば東京都だと、
都立病院保健所
都立学校市町村の小中学校がメインです。
求人の出るタイミング
区市町村と違って、毎年決まった時期に採用情報が出ます
事前にチェックして、その時期に備えましょう。

年齢制限をチェック!

それぞれの区市町村、都道府県では、

受験資格となる年齢制限が異なります

管理栄養士・栄養士採用の場合、

経験者採用枠はなく、

新卒〜30歳の年までという年齢制限を設けている市町村が多いです。

特に栄養士採用は現在もその傾向が強く、

30歳以上の公務員の転職が出来ない現状です。

しかし、まったく経験者採用がないわけではなく、

民間での実務経験3年以上必須、40歳未満など、30歳以上でも募集している自治体はあります。

経験者採用を求める場合は、

やはり急な欠員補充ケースもあるので、

いつ求人ができるか毎日チェックして、情報を取りこぼさないようにしましょう。

管理栄養士採用か、栄養士採用か?

自治体によって栄養士採用の場合と管理栄養士採用の場合、

もしくは分けて採用を行っている自治体もあります。

お給料

違いとしては、まずお給料。

栄養士採用の場合

高卒からの受験が可能な場合が多く、

管理栄養士と比べると初任給は少ない傾向があります。

管理栄養士の場合

大学卒レベルなので、栄養士採用よりも平均3〜5万異なります。

配属先

次に配属先の違いです。

栄養士採用の場合

保育所学校の施設がほとんどでしょうか。

管理栄養士採用の場合

保育所や学校に配属する自治体もありますが、

プラス病院保健センター市役所(関連部署)の勤務地になることがあります。

都道府県の管理栄養士の場合

保健所福祉保健局などの勤務地もあります。

公務員の採用情報が載っているサイト

公務員の採用情報が載っているサイトは、
ブックマークして、毎日チェックしましょう!!

公務員試験情報サイト KoumuiWin

全国の公務員の求人を調べるサイトです。
資格種類別での検索ができます。

公務in

全国の公務員の求人を調べるサイトです。
資格種類別、都道府県別での検索ができます。

東京23区特別区人事委員会採用試験

東京23区限定の公務員の求人を調べるサイトです。
サイトの下の方に、
「各区で実施している職員採用情報はこちら」と書いてあるサイトをクリックし、
管理栄養士と栄養士の職種をそれぞれクリックすると調べられます。

本題!行政(公務員)栄養士になるには??

公務員試験の勉強はマスト

一般的な試験内容は、一次試験に、筆記試験があります。

✔︎教養試験
✔︎専門試験
✔︎小論文

の3つです。

二次試験に集団面接

三次試験に個別面接

がメジャーでしょうか。

自治体によっては、

二次試験までのところもあれば、四次試験まであるところもあるので、

各自治体の試験内容をチェクしましょう。

教養試験

教養試験は、

時事、社会・人文、自然に関する一般知識及び文章理解、判断推理・数的推理、資料解釈に関する能力 といった内容のものです。

学校で習った教科の、国語、数学、理科、社会…と書いていませんが、

どれも高校までに習った内容の問題です。

公務員試験対策の本を読むと、具体的な問題もわかるので、

本を購入し、範囲の内容を何度も解くのがおすすめです

比較的、文章理解、判断推理・数的推理、資料解釈は法則性もあり、慣れれば点が取れやすいでしょう。

時事、社会・人文、自然に関する一般知識は範囲が広いので、
ここは深く勉強するよりも、一般的なものを広く浅く覚えるぐらいでよいと思います。

ただ、出やすい範囲なども変わってきているので、

最新の公務員試験対策の本をいくつか読んでおくと準備がよいと思います。

専門試験

専門試験は、もちろん管理栄養士や栄養士の内容です。

これは新卒の方など国家試験を受けたばかりの人はかなり優位かもしれないです。

国家試験の内容に似ており、またそれよりも比較的簡単だからです。

専門試験対策をする場合は、国家試験対策の本を中心に読み直すとよいでしょう。

小論文

小論文は、1,000字〜2000字あたりが多いです。

これも公務員の小論文対策の本が出ているので、

それを読んで、論文の書き方を、まず勉強するのがおすすめです。

出るテーマは、管理栄養士・栄養士に関連した内容になっています。

例えば、

「市民から信頼される市職員になるためには」
「子どもの食育の大切さを述べ、管理栄養士としてどんなことができるか」
「市民の豊かな健康を維持していくために必要な食育とは」

など。

そのためには、

受ける自治体がどんな特色があり、

どんなことに力を入れているか

を知る必要があります。

また、

「市民が求めるニーズ」

「信頼される職員になるために必要なこと」、

「市職員として必要な人財とは」

などはしっかり考えて準備しておくのがよいでしょう。

面接対策でも使えると思います!!

履歴書・自己PRシートも抜かりなく!

履歴書の他に、エントリーシート、自己PRシートなどの提出を求められることも多いです。

自治体によって提出する書類が異なりますが、

これも大事な選考の一部なので、しっかりと内容を考えいましょう。

こちらも書き方の本があるので読むこともおすすめですが、

文章がおかしくないのは前提で、

インパクトがあるほうが受かりやすいと個人的には思っています。

これは私の経験ですが、

ただツラツラと文章を書くだけではなかなか受かりませんでした。

読み手にわかりやすい文章、読みやすさと気持ちの伝わりやすさを意識しました。

大事な言葉をあえて太字で書いたり

文章のはじめは結論から書く

自己PRシートは、真っ白な紙に、

「自分が一番頑張ったことを書いてください」という内容でした。

文章だけでなく、イラストや写真を使って、レイアウトも凝ったものを作ると評価が高いです。

面接対策は念入りに!

面接対策は、一般的な就活同様の対策で問題ないでしょう。

・なぜこの自治体に応募したのか

・どんなことをやりたいか

・信頼される職員になるためにはどうしたら良いのか

・過去に大変だった出来事と、それをどうやって乗り越えたか

・長所・短所

・自己PR

これにプラス、

栄養士として大切にしていること

こんなときどうするか

これまでの経歴などは聞かれやすいと思います。

一般的ではありますが、

その自治体の理念や大切にしている部分に自身も共感をしている、

といったことが、経験を含めてあると、印象もよく、採用されやすくなると思います。

事前準備は大変ですが、
準備をしっかりしておくと、余裕も出ます。
表情も固くならず、前を向いて、愛想よく、ハキハキを話すことも意識しやすくなると思います!

緊張から、早口になりすぎたり、声が小さかったり、表情が硬いとマイナスです。

また、

聞かれた質問に対する答えの着地を失敗したり、

話が冗長だと、

うまくコニュニケーションができないと判断されてしまうので、そこも注意が必要です!

 

まとめ・倍率は高いので、いろんなところを受けるべき!

地方に住んでいて、地元を離れたくないといった場合以外は、
受けれるところはたくさん受けるべきです。
例えば都内に住んでいれば、
東京23区、区外でも近いところはどんどん受けるとチャンスは増えます。
まつ子
公務員になるには、事前の準備も必要かもしれませんが、
完璧に準備しないと受けられないわけではないです!
まずは、日頃から求人をチェックし、応募してみる、
この1歩から、初めてみてくださいね!

会計年度任用職員になるという選択も

正社員でなく、会計年度任用職員という嘱託職員の募集もあります。
もちろん正社員ではないので、勤務時間や待遇面での大きな違いはありますが、その待遇に問題なければ、会計年度任用職員に応募することも一つの手です。
5年に1度の更新時期があり、そのときに面接と小論文を受ける必要がありますが、さほどの事がない限り不合格にはならず、更新できます。
正社員同様毎年求人があるわけではなく、また募集の有無は直接その自治体のホームページを確認しないといけないので情報を拾うのに手間はかかります。
ただ正社員よりも年齢制限が高いところや、試験内容も簡単であること、また正規職員よりも時間の束縛がなく(賞与もある)、仕事の負担も少ないことから、会計年度任用職員を選ぶ人はいます。異動もない自治体であれば、自分の行きたい勤務地(部署)の募集があれば、会計年度任用職員のほうが自身のやりたい仕事がすぐにできることもあるでしょう。
①受ける自治体によって、勤務施設・年齢制限・栄養士か管理栄養士採用かの違いがあるので、募集要項を必ず確認する。
②都道府県は毎年決まった時期に求人が出るが、市町村は毎年求人がでるわけではなく時期も決まっていない。
③公務員の求人を探すには、「公務員試験情報サイトKoumuiWin」「公務in」「東京23区特別区人事委員会採用試験」
④公務員の一次試験は筆記が多い。(教養試験・栄養の専門試験・小論文)
⑤履歴書・自己PRも手を抜かない!(インパクトが大切!)
⑥面接対策は念入りに!(面接対策の書籍を読む!)

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