首こり・肩こりが便秘を助長させる!!

まつ子
こんにちは!管理栄養士のまつ子です。
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突然ですが、私は便秘症以外に、首と肩の神経痛を患っています。下を向いたり、同じ姿勢でいたりすると、どんどん首や肩が痛くなり、ひどいと頭痛や倦怠感、吐き気を発症します。(我ながらガタが来るのが早いですよね。)
現在、首・肩こり専門のクリニックに通い、電気と鍼灸の治療をしていますが、そこの問診には「便秘の症状、残便感があるかないか」の項目がありました。クリニックの先生に聞いてみると、首こりや肩こりで悩まされてる人は便秘になりやすいと言われました!
一見関係ないと思いきや、どうやらコリの症状が頑固な便秘を誘発させていた原因の一つであることがわかりました。
「どうせ便秘はどの病気にも関わってくるんじゃ…」と疑っていましたが、実はクリニックの治療中に結構な頻度で便意を感じることがありました。
つまり首や肩の治療をして、コリが和らぐと便意を感じる。これは信憑性があると思い自分でも調べてみました。

首コリ・肩コリの原因は?

デスクワークやスマホによる姿勢

パソコンやスマホを見るときには、自然と顔が前に出て、画面をのぞき込む姿勢になってしまいますね。
このような前かがみの姿勢は、首の前面にある筋肉が緊張しやすく、頸椎アーチが崩れやすい姿勢になります。

また姿勢が悪いと言われる、猫背も同じです。

猫背の姿勢は、骨盤が後ろに倒れてしまっている状態になります。
骨盤が後ろに倒れてしまっているとバランスを保つために自然と顔が前に移動してしまいます。

この前傾姿勢を長時間とってしまうと、頸椎が真っ直ぐになった「ストレートネック」になってしまいます。私がまさにストレートネックです。

また普段下を向く姿勢も首に大きな負担をかけていることはご存知ですか?

およそ3〜4kgの重さがある人間の頭を支えている首には、日常的に大きな負荷がかかっています。
負荷を受けた首の筋肉が緊張し、首のこりの症状が出てきます。

運動不足

運動不足も首こりの主な原因の1つです。
運動不足により筋肉が習慣的に使われていないと、筋肉が固まる原因になる他、筋力低下による血行不良も引き起こし、首こりを誘発します。

緊張による筋緊張

首こりはストレスが原因で発症することもあります。
肉体的、精神的なストレスは自律神経を興奮状態にし、身体を常に緊張状態にしてしまいます。
合わせて筋肉も緊張した状態になるため、首こりの要因になってしまうのです。

ストレスは長期的に続くことも多いため、慢性的な首こりになり、症状が悪化してしまうことも多々あります。
首こりに悩まされている人は気づかぬうちにストレスがたまっている可能性があり、他の病気も発症してしまう危険性があるので注意しましょう。

また、寒い場所や冷房の効いた部屋に長時間滞在することも自律神経の興奮を招き、首こりになってしまうことがあるので、冷やし過ぎには注意しましょう。

便秘と首コリ・肩こりの関係とは?

自律神経失調症

まず、首肩の筋肉に異常をきたすと自律神経の異常が出ることがわかっています。この自律神経の異常は「自律神経失調症」とよばれています。
そもそも自律神経とは、呼吸、血液の循環、ホルモン分泌や消化液の分泌など様々な働きを体に命令する神経で、自分の意思に関わりなく臓器や器官を動かす神経のことです。

自律神経には、交感神経と副交感神経と2種類あり、交感神経は、興奮、緊張しているときに活発になるのに対し、副交感神経はリラックスしているときに活発になります。そして便を出すためにはこの副交感神経がしっかり働いていることが大切です。

逆に、交感神経が優位になると副交感神経の働きが悪くなります。つまり交感神経が働く要素がたくさんあると便秘になりやすくなります。
話が戻りますが、首肩の筋肉の異常とは「筋肉が硬くなっている」という状態です。首がパンパンに硬い、張っているというのは、筋肉が変性しており、筋肉の収縮や伸張がうまくできなくなっている状態です。これにより副交感神経が正常に働かなくなります。
副交感神経が正常に働かなくなると、体の色んな所に不調が出ています。便秘の症状はその一つです。
消化管の運動を受けもっている副交感神経の働きが悪くなるため、腸の蠕動運動が鈍くなります。
それによって便秘になることが多いのです。
つまり、交感神経が優位になりすぎると、副交感神経の働きが抑制され、便秘を引き起こしやすくなります。

交感神経が優位になるすぎる原因とは?

ずばり、ストレスです。交感神経を刺激して活発にするため、交感神経が優位になります。
つまりストレスをためやすい人は要注意です。
几帳面で真面目、自分を抑えて相手にあわせてしまう、マイナス思考、完璧主義などなど。
心が落ち込むと、腸によくないです。
ストレスで脳が緊張し、交感神経が活発になると、腸は不安定になり、便秘や下痢をまねきます。
便秘や下痢になると、それがまたストレスとなって腸の働きをさらに悪化させるという悪循環にもつなかってしまいます。

自律神経を整えるためには

それでは、ストレスによって優位になってしまった交感神経を抑え、副交感神経とのバランスを保つためにはどうしたらよいでしょうか。

朝食を食べる

自律神経を整えるには、生活リズムを整えることが大切です。その大事なスタートを切るには朝食をきちんと食べことが必要です。

朝食を食べると、胃腸が刺激されて、活動がはじまります。また朝食を食べる時間をつくると1日に余裕が生まれたり、早起きになり生活リズムが整えられます。

睡眠の質を整える

たっぷり睡眠ととることが大切ですが、体をリラックスさせるためには、質も大切です。

まず寝る前のスマホやテレビは控えましょう。これらの機器から発せられる光は脳を刺激して交感神経が優位になってしまいます。

また寝るときは電気を消しましょう。真っ暗が苦手な方は、オレンジ色の間接照明がよいとされています。

ちなみに私は、枕やマットレスもなるべく質がいいのを選んでいます。普通のだと疲れが取れない(逆に朝疲れている)というのもありますが。

西川のオーダーメイドまくら(一番リーズナブルな2万円のもの)を使っています。マットレスは低反発のものを使っています。

首や肩を冷やさない

冬は特に寒さで、体が冷えますよね。そうすると、血管が収縮してしまい、血流が悪くなってしまいます。また神経の圧迫にも繋がり、特に首は脳につながる神経をつかさどっているので、しっかり温めて上げて血管を拡張してあげることが大切です。

また湯船にちゃんとつかり、体の芯まで温めるましょう。

風呂に入って体を洗うことで、一日の体の汚れをとるだけでなく、全身の血行をよくして新陳代謝を高め、疲れをほぐすことができます。シャワーをすませるよりも、できるだけ湯船につかるようにします。心身ともに温まり、リラックスすると、副交感神経が優位に働き、自律神経のバランスを回復できます。

首が痛いときは、ドライヤーで首を重点的に当てるのも効果があります。(近づけすぎて低温やけどには気をつけましょう)

深呼吸をする

これはすぐできて、おすすめです。ストレスにも通づるのですが、緊張していたり、イライラしているときって、呼吸が浅くなっているんです。そんなときこそ、深呼吸。なんども深呼吸。そうすると体全身の緊張がほぐれて、リラックスするんです。ついでに首のこりも深呼吸しているときは和らぎます。(すごいんです)

便秘は、ほかの症状とも関係がある

便秘症だとほかの疾患にもかかりやすいというよりは、自律神経が乱れると、便秘になりやすかったり、首や肩こりになりやすかったり、疲れやすかったり、精神的に不安定になったり…様々な体の不調を引き起こすということです。もちろん便秘の原因はそれだけではないので、原因の選択肢のなかの一つとして知っていただければと思います。

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